他院で神経を取ると言われた歯を救う!当院の神経保存治療の特徴と症例紹介

はじめに

歯の神経を残す治療は、患者さんのQOLを大きく左右する重要な治療法です。
当院では、可能な限り神経を保存する治療に取り組んでおり、患者さんの歯を長く健康に保つことを目指しています。
日本歯内療法学会の調査によると、適切な神経保存治療を行うことで、90%以上の歯が5年後も機能していることが明らかになっています。
当院は、こうした神経保存治療に真摯に向き合い、患者さんに最良の結果をもたらすことにこだわりを持っています。

歯の神経とは

歯の神経は、歯髄と呼ばれる組織の中に存在し、歯に栄養を供給したり、感覚を司ったりする重要な役割を担っています。
虫歯が進行し、神経まで到達すると激しい痛みを引き起こします。
従来の治療では、こうした場合、神経を取り除く根管治療が行われてきました。
しかし、神経を取ってしまうと、歯が脆くなり、将来的に破折するリスクが高まります。
また、歯の変色や違和感など、様々な問題が生じる可能性もあります。
これに対し、神経を残す治療では、歯の長期的な予後を改善し、天然の歯としての機能を維持することができます。

症例紹介:他院で神経を取ると言われた患者さんへの対応

当院には、他院で神経を取ると言われたが、何とか神経を残したいと希望する患者さんが来院されました。
患者さんは、神経を取ることによる歯の変色や将来的な破折のリスクを懸念されていました。
当院では、まずCT撮影により歯の状態を詳細に診査しました。
その結果、虫歯と神経の距離は1〜2mmと近接していましたが、神経を保存できる可能性があると判断しました。
患者さんと治療方針について十分に話し合い、MTAを用いた神経保存治療を行うことに決定しました。

当院の神経保存治療の特徴

当院の神経保存治療では、バイオMTAや光重合のCRなど、最新の技術と材料を活用しています。

バイオMTAによる神経の保護

MTAは、歯髄の保護と再生を促進する優れた材料で、神経露出部の覆髄に用いられます。

光重合のCRによる患部の封鎖

光重合のCRは、素早く硬化し、確実な封鎖を実現します。
また、当院では綿密な術式と丁寧な対応を心がけており、患者さんの負担を最小限に抑えるよう努めています。
治療後は、徹底したフォローアップを行い、良好な予後を確保します。

神経保存治療の流れ

神経保存治療では、まず十分な麻酔を行い、ラバーダム防湿などの感染予防措置を講じます。
次に、虫歯を慎重に除去し、神経露出部を確認します。
露出部は次亜塩素酸ナトリウムと生理食塩水で丁寧に洗浄・消毒した後、MTAで覆髄します。
MTAの初期硬化を待ってから、光重合のCRで封鎖し、数日間経過観察を行います。
問題がなければ、最終的な修復として被せ物を装着します。

当院が選ばれる理由

当院は、難症例にも積極的にチャレンジし、患者さんの希望を尊重した治療方針を立てることで知られています。
CT撮影による精密な診査、専門性の高い歯科医師・スタッフによる高度な治療、痛みや不安を最小限に抑える細やかな配慮など、当院ならではの強みがあります。
神経保存治療の成功率は、医療技術の進歩により近年大きく向上しています。
当院では、こうした最新の知見を取り入れ、患者さんに最良の結果をもたらすことを目指しています。

おわりに

歯の神経を残す治療は、患者さんの歯を長期的に保存し、QOLの維持・向上に貢献する重要な治療法です。
当院では、神経保存治療に真摯に取り組み、多くの症例で良好な結果を得てきました。
歯の神経を残すことにご興味をお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください。
私たちが責任を持って、最良の治療をご提供いたします。

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世田谷区の松原(明大前~下高井戸エリア)で高倉歯科マインドクリニックを平成元年に開業しました。マインドというのは、患者さんの気持ちに応えられる治療ができる医者でありたいという強い思いを込めています。 歯の健康と一本でも多くの歯を残していただくために、最新の治療を積極的に取り入れ、最新の治療が最良の治療であるべきです。 歯でお悩みの方がいたら一人でも多く助けてあげたい、地域医療へ貢献したい、そして、「かかりつけの歯医者さん」として患者さんに選んでいただけるよう、日々診療に励んでおります。

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