歯科医療が日本を救う

歯科医療が日本を救う。これは、去年の日本歯科医師連盟の標語になっています。

この理由は、歯科医療が国民の病気リスクを変えるというやや大袈裟にも思える表現をしています。

その理由、
歯周病は、国民病!
   35歳以上の約8割が既に歯周病になっているといわれています。

お口の健康と全身の健康は、密接に関連しており、歯科医療によってさまざまな疾病のリスクを抑制できることが明らかになってきました。

歯周病から考えられる病気は、次にあげられます。
1、脳梗塞
2、アルツハイマー型 認知症
3、肺炎 (歯周病が原因で誤因性肺炎に)
4、バージャー病
5、骨粗鬆症  (骨粗鬆症で歯周病が進行するリスクは、通常の2倍になります。)
6、動脈硬化
7、低体重児出産、早産  (通常の7倍以上)
8、糖尿病  (糖尿病は、歯周病の合併症といわれています。)
9、心臓病  (心臓病を引き起こすリスクは、通常の3倍になります。)

このように、歯周病は、万病のもと、と、いわれています。

また、歯周病は、生活習慣病と深い関わりがあります。
歯周病は、歯の喪失をもたらすだけでなく、その細菌がつくる毒素が血液中に入ることで、全身の健康に悪影響を及ぼします。
実際に統計を取ると、平成25年で、歯周病が重度なほど年間医療費が高くなっています。
勿論、無歯顎の患者さんが、ダントツで1位です。これは、年齢によるものとも考えられます。

また、統計では、歯の本数が0~4本の人は、20本以上ある人に比べ、年間医科医療費が約19万円高いという結果が出ています、(平成25年香川県 歯の健康と医療費に関する実態調査です。)このことから、歯の本数が少ない人は、糖尿病、高血圧において医科医療費が高くなる傾向が見られました。

これとは逆に、定期的な歯科健診を受けている人ほど、年間医科医療費が少ないこともわかってきました。歯科健診では、歯周病
虫歯のチェックだけでなく、ブラッシング指導など、様々な観点から診査を行います。
(平成25年香川県 歯の健康と医療費に関する実態調査です。)

寿命には、平均寿命と健康寿命があり、健康寿命とは、、日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間の事です。
平均寿命と健康寿命の差は、約10年の開きがあり、健康寿命を伸ばすことで、医療費の削減が可能になるそうです。

今、国民医療費は、毎年約1兆円ずつ増大しており、国や国民の負担は大きくなってきています。(ちなみに国民医療費に占める歯科医療費の割合は年々減少し、平成27年度では、約7パーセントです。)

増大していく日本の医療費に歯科が出来ること、
健康寿命を伸ばすように、定期的な歯科健診が重要とされています。

簡単に言ってしまうと、歯の健診を受けていっぱい歯が残っている人は、年間の医療費も少なく、健康寿命が長くなる。
だから定期健診を受けてください。という事になります。

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世田谷区の松原(明大前~下高井戸エリア)で高倉歯科マインドクリニックを平成元年に開業しました。マインドというのは、患者さんの気持ちに応えられる治療ができる医者でありたいという強い思いを込めています。 歯の健康と一本でも多くの歯を残していただくために、最新の治療を積極的に取り入れ、最新の治療が最良の治療であるべきです。 歯でお悩みの方がいたら一人でも多く助けてあげたい、地域医療へ貢献したい、そして、「かかりつけの歯医者さん」として患者さんに選んでいただけるよう、日々診療に励んでおります。

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