誰もが気になる「お口のニオイ」… ・虫歯や歯周病 ・舌の汚れ ・加齢の影響 ・免疫力の低下 ・膿栓(臭い玉) など様々な要因があります。 しかし、意外と知られていませんが 口臭の原因は、実は「親知らず」ということも少なくありません。 親知らずが臭い?これは、どんな時だと思いますか。 しかも、正常に生えて来る親知らずでも臭いにつながることがあります。
実は、親知らずに歯肉が被さっていることが主な原因の可能性が高いです。つまり、下記のような状態です。
図では親知らずの上に歯茎が被さっていますが、横に被さっている場合もあります。
これを歯肉弁といいます。
歯肉弁と歯の間に食べ物のカスが入り込んで発酵するのです。
そうして溜まった食べ物のカスが発酵して臭いを出すのです。
これはプラーク(歯垢)と呼ばれているものですので菌が繁殖します。
つまり虫歯になる可能性が非常に高いということです。
この親知らずと歯肉弁の間の汚れは、いくら歯みがきをしてもキレイにするのは困難です。
ただでさえ磨きにくい場所ですしね。
ですから口臭の原因となっている場合は歯医者さんできちんと処置をしないと解決できません。
抜歯せずとも、薬(投薬)で凌ぐことができます。 しかし、私の経験上"3回"位までは、投薬でしのげますが、それ以上は薬では難しいです。 特に横に生えてきた親知らずは、頭が出た反対側に膿をためます。 しかしながら、親知らずが口臭の原因ならば、根本的な解決方法は抜歯しかありません。
親知らずを抜歯した後、臭いが強くなるケースは2つあります。 ① 抜歯後に膿ができる 抜歯した後にできる穴は抜歯窩といい、この抜歯窩は傷口です。 抜歯窩はすぐに血餅で満たされ2-3日で傷口は小さくなり、1週間前後で閉じることが大半ですが、 この期間中に臭いが発生します。 具体的には、傷口に白血球やリンパ球が集まり細胞の修復が行われるのですが、 その中で死滅した血液細胞が膿となります。 その膿が臭いを出します。 ②歯の汚れがたまる これは仕方のないことですが、抜歯したところ以外で噛むようにしたり、痛む傷口を守るために歯みがきも不十分になります。 しかし、必然的に歯に汚れが付きやすくなります。 この汚れが発酵して臭いがします。 ①と②の相乗効果で臭いが強まります。 抜歯後の傷口が完全に治癒すれば臭いはなくなりますので、1週間〜2週間の我慢ですね。 つまり、抜歯後の傷口の痛みがなく、化膿も抑えることができれば・・・ニオイは防げるということです。 当院が行っている「痛くない抜歯」治療は、傷口を小さくすることを重要視しているため 抜歯後の臭いを抑えるという点についても有効な治療法といえると思います。