歯には ・切歯 ・犬歯 ・臼歯 の3種類あり、上2つの「切歯」「犬歯」を前歯、一番したの「臼歯」を奥歯と呼びます。 片顎だけでいうと ・切歯は中央の4本 ・犬歯はその両サイドの尖った2本 です。 ですので上下で12本が前歯でして、大人も子供も同じ本数です。 前歯は、お顔の印象に大きく影響します。 銀歯しか保険適用ができない奥歯と違って、前歯には保険適用で白い被せ物(クラウン)を作ることができます。 ※クラウンとは、英語でcrown。意味は冠/かぶせる物ということです。
保険適用の前歯の被せ物(クラウン)は、硬質レジン前装冠と呼ばれています。 レジンとは、硬いプラスティックのことです。 上図のように金属の本体の表面が白いプラスティックになっています。 前装冠という名前のとおり、前の部分にのみレジンが装着された冠(クラウン)なのです。 つまり、正面からみると白い歯なのですが、裏側は金属が剥き出しになります。 白いといってもプラスティックですので元の歯と同じには見えませんし変色もしますし、金属アレルギーもでてしまいます。
保険適応できる詰め物(クラウン)と異なり、見た目が良いだけでなく体への悪も考えながら選択することができます。 保険適用のクラウンで使用されているプラスティックから ・審美的に優れたセラミック(陶材) ・上図のように金属を一切使わないクラウン など、身体に悪い影響が少ない素材が選択できます。 金属を使わないということは金属アレルギーの有無にかかわらず身体にとって大きなメリットといえます。
当院が多くの患者さんに自信をもってすすめたい素材はゼノスター(ジルコニア)です。 ゼノスターは、人工ダイヤモンドなどに使われる素材で、数年前に厚生省より使用の認可がおりた新素材です。 ゼノスター(ジルコニア)という素材のみをつかったクラウンが、見た目、耐久性、体への影響を考えた場合もっともバランスが取れています。
・プラスティック ・セラミック ・ゼノスター などが利用されます。