金は金属アレルギーがほとんどありません。 また、純金(24K)ですと柔らかすぎて咬む強度が保てませんので、18Kまたは白金加金を使うことで適切な強度を保っています。 さらに、大きなメリットは歯の咬みあわせの馴染みが良いことです。 歯は、使っているうちに減る物なのですが、この材質は、天然の歯と同様に上手く減ってくれるので、歯との細かい隙間も埋めてくれます。 金属が柔らかいので密着する感じになります。 密着するとそこには、細菌の入る隙間がなくなるので、虫歯にならない。 従いまして、これが一番、長持ちします。 当院で、この材質で被せ物や、詰め物をした患者さんは、20年、30年経っても何も問題が起きていないという症例が多くあります。 被せ物や・詰め物には、理想的な材質です。
デメリットは ・原材料が他と比べて高額 ・見栄えが金色になること です。 色を気にする方が多くなり、昔に比べて人気がなくなりました。 材質的には、非常に優れていますが、 時代でしょうか、患者さんに説明しても、なかなか見栄えと値段が高額なので受け入れられない場合もあります。 費用が高いのは勿論、近年の金相場の上昇もあります。