根管(根っこ)治療の
流れと通院回数

まずは正しく理解すること

神経がある歯で痛みが強い場合には、神経が炎症を起こしている可能性があるので、歯の神経を取る事が必要になってきます。 歯の神経は、非常に複雑に走行しています。 治療する歯の部位にもよりますが、通常、1根から4~5根にまで分岐されています。 先ず、大切なのは、神経を取る歯がどの様に根管が分岐しているのかしっかりと把握する事です。 実は、通常のレントゲン写真では、残念ながらよくわかりません。 なぜならば、分岐している根管がレントゲン写真では重なって見える為です。 従って、CT写真が必要になってきます。 CT写真で診ると根の分岐の状態がわかるので、そこから機械を使って、根の中をキレイにしていきます。 勿論、神経が炎症を起こしているのも確認する必要もあります。

最新の根管治療

昔は、手探りの状態で根の中をいじっていました。 しかし、現在は、マイクロスコープという歯科用顕微鏡で神経の穴を見ながら根の中を機械で作業するという工程に変わりました。 根の治療の成果は、いかに感染を起こさせない様にキレイな根管にする事で決まりますので、根管の中を見る事は、必ず必要になります。 根管の中がキレイになったら、後は簡単です。感染を起こさせない様にしてあげれば良いだけです。

歯の根っこ(根管)治療に必要な通院回数

根管治療の治療回数が多いという事はそれだけ根管を開け閉めするので、感染するリスクが高くなります。 従いまして、少ない回数で確実にキレイに根管内を封鎖するのがベストです。 実際の治療に必要な回数は、根管の数にもよりますが、数回(2回から多くても4~5回)程度で終わることが大半です 自由診療では、1回でできるだけ治療を実施し、2〜4回で終わる様にしています。

神経がない歯について

既に神経の無い歯で痛くなった歯に関しても同様の作業が必要になります。 ただ、この場合には、既に感染を起こしている物質があるので、より手間がかかります。 先ず感染物質を取り除く作業が必要になります。 これがなかなか根管にこびりついて取れないので、非常に手間がかかり、この作業はマイクロスコープでは必須です。 少しでも感染物質を取り残したらまた再発します。 キレイに感染物質を丁寧に取り除くのが大切になります。 見えなければ、綺麗に取り除く事は、出来ません。こちらの方が時間がかかるのが現実です。 従いまして、「感染物質が取れるまで」というのが現実的で、ぜひどのくらいなのか?をご相談ください。

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